男らしくもありエレガントさもあるセットアップ | NEZU YO-HINTEN
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まさしく、モードストリートを感じさせてくれる作品。
モードストリート(Mode Street)とは、ハイファッションの緻密なパターンや高級素材と、ストリートウェアの反骨精神や機能的シルエットを高度に融合させた、21世紀ファッション最大のムーブメントといえる。
2000年代後半から2010年代にかけ、エディ・スリマンやラフ・シモンズの先駆的アプローチ、そして、LANVINのルカ・オッセンドライバーやLOUIS VUITTONでヴァージル・アブローやキム・ジョーンズがラグジュアリー・ストリートを世界的に定義づけたことによってメインストリームへと昇華していった。
「見た目はカジュアル、触感と耐久性はラグジュアリー」というギャップ、オーバーサイズ、ビッグシルエット、ドロップショルダーを立体裁断やパターンメイキングでラグジュアリーの仕立て、「洗練された知性」と「都市のリアルな生命力」を同時に求める現代人の、最も誠実なアーバンウェアへと昇華した姿が「モードストリート」である。
2020年代には、LEMAIREやデムナ・ヴァザリアのVetementsやBalenciagaなど2000年代後半から2010年代とはまた違ったモードストリートが確立され、今も毎年様々なブランドが生まれている。
そんな「モードストリート」ですが、僕の中では、NEZU YO-HINTENは新たなスタイルというか独自性のあるモードストリートスタイルを創り出していると思っている。


Model:184cm BLACK:size 2着用
NEZU YO-HINTENはヴィンテージを研究している。素材からパターンに至る細部まで。
その上で踏襲するのではなく、良い部分は使い、現代に必要ない部分は無くし、アーバンウェアとしてより美しく快適に必要な部分は緻密に向上させる。
まさしく、この作品が体現してる。


19世紀末から20世紀初頭に欧米の貴族階級が嗜んだカントリースポーツ(狩猟)や過酷な野外活動のために生まれた「ハンティングジャケット」。
獲物や弾薬を素早く取り出すための大きく立体的な「ハーフムーン(半月型)ポケット」。
銃の衝撃を抑える「ガンパッチ(ヨーク)」の意匠を踏襲しつつ、曲線と直線が織りなす美しいビジュアル。
機能美デザインで現代のアーバンウェアにおいてもスタイリッシュかつ必要なデザインは踏襲。
フォルムは、オーバーサイズでなく、生地に緊張感を与えないリラックスフィット設計。
ゆったりしているのにだらしなくないし、街着としてストリート感もありながらも洗練されてエレガント。これには試着の際にも何気なくみている「ある部分」がとても関係してくる。私はバイイングをする際も個人買いの際にも確認するし、この点が気になり選ばないことはこれまでの経験上多い。
それが、「ネックライン」。

NEZU YO-HINTENのネックライン、いや、ネックデザインはアウター、シャツ、ニットなどジャンルを問わずとても美しい。
ゆるすぎず、きつすぎず、誰が着ても美しく見える。
「体の構造」を理解し、それに合わせた「角度」で首回りをデザイン、そしてパターンメイキングしている。
ゆったりしているのにだらしなくないし、街着としてストリート感もありながらも洗練されてエレガント。これがカタチにできているのも首回りのデザイン、パターンメイキングの上手さが大きく影響している。




Model:184cm BLACK:size 2着用
もちろん、袖の付け位置や幅や角度の設計、肩甲骨周りの設計など目標設計に対して全体を細分化し構築しながら足し引きを行い緻密に作り上げているからこそ成り立つ。
何かが欠けてもダメだし、多くてもダメ。
服作りって繊細だなと常に感じているが改めて感じます。
この作品は、デザインが先ではなく生地から生まれたものであると私は感じる。
生地に出会い、そこからどうカタチにするかを構築されている。
デザイン性が高い生地なので、そのデザインを活かし、他のデザイン(ディティール、パターン)を作り上げている。




Model:184cm BLACK:size 2着用
コットン素材なんだけど、見た目はヴィンテージレザー(スエード)。
男らしさはあるが野暮ったさのないエレガントで洗練されたビジュアル。
セットアップなんだけど畏まっていない。
万能性の高いアウター、セットアップをお探しの方に力強くオススメします。

Model:184cm BLACK:size 2着用
NEZU YO-HINTEN


