メゾンブランドも信頼し依頼するトレンドを創り出すクリエイティブシティーが生んだ革新素材
Share
NEZU YO-HINTEN
初めて聞いた!
そんな方もいらっしゃると思いますので、ブランドの紹介をさせていただきます。

「デザイナー兼パタンナー」と「テキスタイルディレクター・生産管理」のデュオで2016年に設立。
モダンノスタルジーをコンセプトに、戦後、東京の文京区根津にあった、主に舶来品(輸入品)を扱う「根津洋品店」というお店を継いだというストーリーがブランド名の由来にもなっています。
2人はヴィンテージだけでなくメゾンブランドの造詣にも精通しており、作品にも現れています。
デザイナーは世界中のファッション愛好者に知らない者はいないメゾンブランドにて長年ランウェイにも携わり世界の第一線を肌で感じてきた経験と培ってきた知識やセンスで自身のブランドだけでなく有名ブランドのパターンも手掛けています。
パートナーのテキスタイルディレクターも様々なブランドや大手セレクトショップのオリジナルのサポートを行ってきたし現在も行っているので、生地のバイイングだけでなく、加工場や縫製工場などとの繋がりも多くブランドのモノづくりの土台を支えています。
そんなふたりが作り出すのが、NEZU YO-HINTEN なのです。
今回、紹介する作品を最後まで読んでいただければ、僕のここまでの綴った内容を理解してもらえると思いますので、ぜひ、最後までお付き合いください。


SYNTHETIC LEATHER MIDDLE AGE SHORT JACKET
カラー展開は2色。
GRAY BASE と BROWN BASE 。
今回は、BROWN BASE で紹介していきます。

Model:184cm BROWN:size 2着用
NEZU YO-HINTEN の サイズ展開は、1 , 2 , 3 の3サイズ展開が基本になります。
モデルは、身長184cmで筋肉質の細身体型で、基本サイズ3が個人での着用は多いですが、
BROWN の着用は、サイズ2になります。
ちなみに、GRAY はサイズ3着用です。




型は、コートをリメイクしてショートブルゾンにした。というコンセプトによりデザインされています。
丈は短くリラックスフィット設計。
コートのリメイクという設定の通り、前立てはオフセット。
「オフセット=中心(センター)からずらす」ということ。
一般的なシャツやジャケットは真ん中に並んでいますよね、これは「センターフロント」と呼ばれています。
ついでに、じゃあ、なぜ、中心(センター)からずらすのか。
それにはちゃんと理由があります。
1つに、「防風・防寒性を高める」ということ。
センターフロントだと風や冷気の強い日にはボタンの隙間から入り込み防寒性が下がります。
オフセットであれば、生地が重なり風や冷気の侵入をシャットアウトしてくれます。
あとは、シルエットに生まれる「表情」というデザイン性。
前たてをずらすことで、左右非対称(アシンメトリー)なデザインになります。
布が重なることで立体感も出ますし、真ん中できっちり揃った服は「規律」を感じさせますが、あえてずらしたオフセットは「ゆとり」や「洗練された違和感」を生み出します。
この作品でいえば、「防風・防寒性を高める」ということは考えて作られていませんので、
シルエットに生まれる「表情」というデザイン性としてオフセットを採用しているわけです。
どう着こなしたいかで、「センターフロント」「オフセット」を選ぶということができると理解しながら選んでいますから、半歩、1歩、よりスタイリッシュになりますよね。
そして、この作品のデザインのポイントといえば、袖。
セットインラグランで通常のラグランよりシワが出ないように設計されています。


「ラグラン」と「セットインラグラン」は何が違うの!?ってなりますよね!
まず、「ラグラン」と「セットインスリーブ」というものを知らない人は覚えてください。
「ラグラン」
構造: 襟ぐりから脇にかけて、斜めに縫い目が入っているタイプ。
印象: 「リラックス・スポーティ」。肩に縫い目の角がないため、肩幅を問わず誰にでも馴染みやすく、腕を動かしやすいのが特徴です。
弱点: 肩が丸く見えるため、人によっては少しカジュアルすぎる、あるいは「なで肩」が強調されることがあります。
「セットインスリーブ(普通袖)」
構造: 肩先から脇にかけて、垂直にぐるりと縫い目が入っているタイプ。
印象: 「端正・フォーマル」。肩のラインが強調されるので、スーツやチェスターコートなど、カッチリ見せたい服に採用されます。
弱点: 肩幅が合っていないと、窮屈に見えたり、逆に「着られている感」が出てしまいます。
という特徴や違いがあります。
じゃあ、「セットインラグラン」とは、、、、「ラグラン」と「セットインスリーブ」のいいとこどりと捉えてもらうとわかりやすいです。
・前から見るとセットインスリーブで、肩のラインがパキッとしてフォーマル感のある凛々しい印象
・後ろから見るとラグランスリーブで、背中から腕の動きを邪魔せずゆとりがあって着心地が軽い印象になります。
つまり、端正な見た目と動きやすさを両立させたディテールということです。
このジャケットも見た目は重厚感ありますが、着用すると端正な顔立ちとは裏腹に軽快。
これは袖を通せばすぐにわかってもらえるはずです。

そして、この作品を説明する上で重要なテキスタイル。
ヴィンテージレザーのような味わいと重厚感あるビジュアル。
これは、世界的テキスタイルの産地イタリア・プラトーにあるテキスタイルメーカーの素材。
「イタリア・プラトー」
初めて聞いたという方のためにご説明を。

イタリアのトスカーナ州北西部に位置する人口約20万人ほどの街。
この街はファッション業界において裏側で支える、巨大な生地の工場街になります。
そして、テキスタイルのトレンドを創り出すビッグメゾンも信頼し愛用する必要不可欠な存在なのです。
今でこそ当たり前になった「サステナブル」。
プラトーは「再生ウールの聖地」であり先駆者なのです。
それも何百年も前からやってのけていたという事実。
この街には、「チェンチャイオーリ(古布回収業者)」と呼ばれる職人たちがいて世界中から集まった古着のウールを色ごとに手作業で仕分け、それを一度バラバラの繊維に戻してから、再び新しい美しい生地へと蘇らせる。
この「再生ウール(リサイクルウール)」**の技術において、プラトーの右に出る街は世界にないと言われるほど。
プラトーの特徴は「再生ウール」の他に、「スピード」と「多様性」があります。
プラトーは、時代の空気を読み取るのが抜群に上手い。
デザイナーが「明日こんな生地が欲しい」と言えば、それを形にするスピード感と柔軟性がある。
それが、世界中のブランドがプラトーを頼る理由の1つです。
どうですか?プラトーのイメージできましたでしょうか??

この作品の素材の話に戻ります。
こちらは、80,90年代のヴィンテージアイテムをイメージした素材。
クリンクルレザーの外観を模倣しつつも表面にフロッキー加工を施し、スウェードの風合いを表現しています。
更に上から顔料加工をしており原反でボールウォッシュをし、生地にムラ感とアタリ感を持たせています。
写真でもリアルヴィンテージのように感じとってもらえているかと思うのですが、実物はより凄いといいいますか、何をもってリアルなんだろうと、、、なりますw
これは、リアルでもフェイクでもサスティナブルでもなく革新素材で名をつけた方がいい。





デザイン、シルエット、テキスタイル、どれも素晴らしいし、見事に融合しています。
そして、着画でお気付きの方、いらっしゃると思いますが、同素材でパンツがあり、セットアップでも楽しめます。

184cm OUTER:size 2着用 , PANTS:size 3着用
26年春夏のトレンドとしても、
「スエード」「ヴィンテージレザー」「ブラウン」「オールインワン」
とハマります。
パンツはパンツでしっかりと説明したいので、違う投稿でしっかりと紹介しますね!
カラーは、最初の方にもお伝えしましたが、「BROWN BASE」と「GRAY BASE」

184cm OUTER:size 3着用 , PANTS:size 3着用
どちらも魅力的なカラーです。
商品ページに着用の動画もありますので、気になっていただいた方は、ぜひ、ご覧ください。
また、商品について不明な点があれば、メール(info@vouillonproject.com) でも 公式LINE でもお気軽にお問い合わせください。
長々とお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
VOUILLON ってこんな感じです(笑)
ともにファッションを楽しんでいきましょう。