【デザイン・ディテール編】LINEN JACQUARD ETHNIC WORK BLOUSON | NEZU YO-HINTEN
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前回のMAGAZINEでテキスタイルに関する内容を書きましたが、今回は、デザイン・ディテール編。
テキスタイルも素晴らしいですが、デザイン・ディテールも素晴らしい。
「WORK」
NEZU YO-HINTENは、独自に大西洋を挟んだ二つの異なる文化を調和させている。
まず、フロントは、米国系の質実剛健と開拓のアイコンである激しい労働中に身幅の可動域を広げるための物理的ギミックであり、デニムジャケット(Type I)の前立て(フロント)に見られる「ボックスプリーツ(ヒダ)」が印象的。現代の街着として「サイドポケット」を配置し、ポケットも手を突っ込みやすい位置に配置されています。
袖はミリタリージャケットからインスパイア。肘にタックが入り、袖振りは着用した時にわざとらしくない角度にしてあります。袖口にもタックを入れ、シルエットと快適な着用感のバランスを緻密に計算して制作しています。


Model:184cm NIGHTSHADE CHARCOAL:size 3着用
前身頃と後身頃を繋ぐサイドシームを挟んだ裾口にタックを入れて、身頃の可動域確保と立体フォルム(コクーン/バルーンシルエット)形成のための機能的なディテール。これは本来、身幅を広く取り動きやすくしながらも風や冷気が入り込まないように考えられたディテール。
現代のファッションシーンにおいては、直線的な平面パターンを立体的な人間の身体にフィットさせ、かつ腰回りを引き締めながら身頃に美しい丸み(ゆとり)を持たせるという、機能性と造形美の両立を可能にしている。



「インバーテッドプリーツ」
バックは、欧州系。
英語の「Invert(反転させる)」が示す通り、表側に山を作るボックスプリーツ(箱ヒダ)を文字通りひっくり返し、折り目を内側に隠した構造を指します。
ヒダ(折り目)を内側へ対面するように折り込むことで、静止時には端正な直線美を保ち、動作時にのみ可動域を解放する「隠された機能美」の構造にしてあります。
19世紀、貴族たちの乗馬服(ライディングコート)や狩猟用のアウター(ノーフォークジャケットなど)において、背中や裾にこの構造が組み込まれた。馬に跨がる際、あるいは銃を構える際、生地が突っ張るのを防ぎながら、馬から降りた静止時にはスッキリとした細身のシルエットを保つ。これが「動作時のみ開く」というインバーテッドの原点である。

従来の武骨な台襟を削ぎ落とし、上品なスタンドカラー(立ち襟)へ変更し、窮屈感もなく前下がりが強すぎてだらしなくもなくインナーにハイネックやシャツを合わせた際にレイヤードが美しく成立します。
米国的な部分、ミリタリーな部分、欧州的な部分を調和させてモダンに仕上げています。




Model:184cm NIGHTSHADE CHARCOAL:size 3着用
前回のMAGAZINE で紹介したのが、PALE OLIVE。
こちらも魅力的なカラーですが、負けず劣らず、この NIGHTSHADE CHARCOAL も魅力的。
紫がかった沈んだダークチャコール。
他に例えようのない代わりが見つからない絶妙なニュアンスカラー。
普段、黒系が多い人はこれが1点ワードローブに入るだけでスタイリングの幅が広がりますし、逆に黒を着ない人にも黒ではないダークカラーとして新鮮な風がワードローブにそよぎます。

Model:184cm NIGHTSHADE CHARCOAL:size 3着用
仕立ての良いパンツと合わせるだけで良い塩梅。
秋っぽさも感じるけど、春らしさもある。日本らしい風情を感じる色合い。
探しても出会うことの少ない色合いだし、何も情報なしにこの色を探そう!ともなかなかなることのない色。
デザイン良し
テキスタイル良し
シルエット良し
の3拍子揃ったおススメの作品です。
Model:184cm NIGHTSHADE CHARCOAL:size 3着用
NEZU YO-HINTEN



